今年一番大きな事件は、サブプライム問題でした。
今年後半は、このサブプライム問題で、各相場は大荒れとなり、為替相場においては歴史に残る激しい動きとなりました。
新イーグル・フライにて年初に予測したことや、無料メルマガ等に書いてきた今年の大きな予測が当たったか一年を振り返って検証してみました。
新イーグル・フライの過去記事は会員様のみ閲覧可能です)
まず、今年後半が世界の大きな変化点であると書きました。
6月7日に、この3分間FXブログでもお伝えしたとおり、6月8日が変化点(変化日)であると判断しました。
(この3分間FXブログは、無料メルマガに書いてないことも書いていますのでお気に入りに入れておいてください。)
6月8日から、2営業日後、2007年6月12日、ここ数年の中で米国債(30年)金利がピークを付けてその後下落しています。
米国債(30年)金利チャート
つまり、6月12日をピークに米国債がここから買われていく、すなわち信用収縮がこの日から始まったことになります。
この変化は水面下の小さな動きだったので、この時には、ほとんどの人が気付いていません。
巷を騒がしているサブプライム問題が急激に表面化してきたのはこの後です。
為替のチャートを見ても、このあたりからボラティリティが特に大きくなってきたことが分かります。
米国株(ニューヨーク・ダウ)や日経225もその後、大きく崩れていくことになりました。
国内の不動産投信もこ日近辺から急激に崩れだしています。
為替以外の相場についても、綺麗に当たっています。
日本株(日経225)は2003年に約7600円の底を付けてから、4年間年足で上げてきましたが、今年は下げて終わっています。
2007年年初には、新聞・雑誌・テレビ等に登場する株式アナリスト全員が2007年は株価上昇と判断していたと思います。
日経225は年末までに2万円突破と予測していた人も少なくなかったと思います。
私が、2007年1月5日に新イーグル・フライで書いた株価の予測は下記の通りです。
> 今のところ、日本の株価は悪くはないですが、2007年のどこかで
> 一旦急落して最終的に2014年?くらいに日本株は大底を打つ
> ように思います。
毎年下げる下げると言っている人を除くと、今年の株価の下げを予測していた人は私が認知している限りでは、いません。
(他に予測が当たっている人がいたら教えてください。)
「常に上がるしか言わない人」、「常に下がるしか言わない人」の他に「上がると下がるをタイミングをずらして両方言って、当たった方だけ強調する人」という3種のタイプの方もいらっしゃるので、その人が過去どう言ってきたかをしっかり見ると良いでしょう。
同じく2007年1月5日に新イーグル・フライで書いた私の商品相場の予測は下記の通りです。
> 商品関係は金・原油・穀物など乱高下しながらも、全て高くなると
> 思います。
実際に、今年、2007年末の金・原油・穀物は全て高値で終わっています。
他のアナリストの方々など、どのような予測をしているのかは良く分かりませんが、大きな流れをこれだけ当てている方は他にいらっしゃらないのではないかと思います。
投資・ビジネス・人生において一番大切なことは
「大きな流れを掴むこと」
です。
新イーグル・フライはFX(為替)取引を全くされない方も、お金の分野だけではなく世界の動きを知るために、またその他のいくつかの理由で購読されています。