8月は円高と予測していた方が多かったですが、見事に反対の円安になっています。
読者の皆様も大きな含み益となっている方が多いことでしょう。
今年は
「じっくり円高局面で円売りのポジションを作る年」
と位置づけてきましたが、もう大きな含み益がでてき始めました。
ちまたではFXの短期売買の本が多いようですが、
「円高局面を狙うと美味しい年」
ということに気が付いていないようです。
為替はそもそも先を読むのが難しいこともあり、今まで為替取引では長期投資という概念はかなり希薄でした。
(3ヶ月以上が長期という見方もあります)
しかし、大きなトレンドを見たときに、為替がこんなに美味しい時はないというのが私の認識です。
秘匿性の高いプロの取引手法で月○○%の運用・・・とか目にして
内容の無さに愕然として、短期売買で疲れきって、大損をして・・・・・
心・身・お財布も疲労困憊というパターンが多いと聞いています。
そもそも、短期売買で利益を出し続ける人は1割いないでしょう。
また、たとえ利益を出せたとしても疲れ切ってしまうことでしょう。
これも、いつものパターンです。
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読者の方から共通の質問が多く来ていますので新イーグル・フライから一部を引用します。
Q:かなり円安になって、含み益がかなり出ています。
そろそろ利益確定してた方が良いと思いますが、どうでしょうか?
A:長期保有目的の方は、そのまま保有で良いと思いますが、比較的短期での取引をしている方、比較的高い価格で買った方、効率よく利益を出したい方は一旦利益確定も良いと思います。
相場で利益を残すには「損切りは早く」「利益確定はじっくり」が良いのですが、今のような相場ではトレールを使うと良いでしょう。
トレールと言っても会社によって意味が違うのですが、ここで言うトレールはピークから(例えば)1円下がったら利益確定という注文です。
この注文ができない会社でも、自分でストップロス価格を上げていくことで対応できます。
ここで注意しなければいけないのは、相場の上昇とともにストップロスの価格を上げることはあっても下げてはいけないということです。
ストップロス価格を下げてしまう人が結構いますので、ご注意ください。
ストップロスの幅は結構難しいのですが、今はどの通貨も1円程度が目安かと思います。
Q:今の水準から買っても大丈夫でしょうか?
A:今から高値を追いかけて買わない方が良いと思います。
  どこかで、比較的大きな調整が入ると思いますので、それまで待った方が良いと思います。
               投資は自己責任でお願いします。
これから、秋相場が始まります。
以前書いたと思いますが、米ドル/円は特にストップロスを入れ忘れないようにしてください。