ニューヨークダウ・日経225・ドル/円はともに
大きく下げて、下ヒゲをつけて上昇して終わりました。

この長い下ヒゲは、一旦の反発上昇のサインであり
値幅的にも一旦の反発ポイントだと思いますので

月曜日の朝は
ニューヨークダウ・日経225・ドル/円の利益確定と短期の買いポジションを持ち
ニューヨークダウ・日経225の目先の天井で売りポジションを持つ
と良いと思います。

どちらも、ストップロスは必須です。

VIX(恐怖指数)は利益確定。
 

今回の暴落では綺麗に日経225の天井の売り仕掛けポイントである
日足ボリンジャーバンドの+1σ(シグマ)で売って
暴落して利益確定という方が多いと思います。
 

今回、新型コロナウイルスの最初の報道後も
米国株が高値更新し、そこから不意打ちの下落でしたが
日経225頭が重かったので、日経225が一番分かりやすかったと思います。

一方、為替は分かりにくく
ドル/円については抵抗ラインを上抜けてから下落というトリッキーな動きでした。

最近、為替はトリッキーな動きが多いと思います。
 

■GDPショック
(日刊ゲンダイで毎週金曜日に連載中記事から)
 
先週、日本のGDP発表がありましたが衝撃的な数字でした。

昨年2019年10月~12月のGDPが年率換算マイナス6.3%の大幅減であり、これには新型コロナウイルスの影響は含まれていません。

政府発表の悪化原因は「消費税導入による駆け込み需要の反動」「大型台風や暖冬による消費の伸び悩み」などとしています。

そして、政府は「消費税増税は景気悪化の原因ではない」と主張しています。

実際には消費税導入による駆け込み需要は少なかったですし、大型台風や暖冬による消費の伸び悩みより、消費税増税による消費の落ち込みはかなり大きいと考えられます。

景気が不調な時に増税すると景気悪化が顕著になり、消費税率を上げても税収が下がるのも経済の常識であり、素人でも分かることです。

政府が行う景気対策は「減税」「金利引き下げ(金融緩和)」「公共投資」の3つが基本中の基本です。

景気対策として米国・インド・オーストラリア・フランスなど世界中が減税を進めている時に「日本が増税すること」「消費税増税が景気悪化の原因ではないとすること」は素人以下です。

さらにIMFは次の消費税増税を日本に提案してきています。

隠すことは嘘をつくことと同じであり、同じ間違いを繰り返すことになる間違ったマインドセットです。

これは新型ウイルスの対応でも問題になりました。

間違ったマインドセットは、仕事・投資・生活全ての面で貧困を、もたらします。

「経済常識や普通に考えれば分かることが分からない」のは頭が悪いということで、「分かっていて隠す・嘘をつく」のは性格が悪いことなので、どちらに転んでも悪いことです。

投資や仕事では、頭の悪い人と性格の悪い人とは付き合ってはいけません。

富を失う方向に導かれてしまうからです。

消費税だけではなく新型コロナウイルス対処も政府は素人的で思考停止状態です。

正しい情報を得て、自分の頭で「何が正しいのか?」「何が起きているのか?」を考え、混乱を解消していくことが極めて大事な時代になりました。

最近、報道や政府発表・方針を信じてはいけないと書いてきたように、現在「報道やプロの発言に間違っているものが多い」「国の判断に的外れが多い」状況になっています。

そのような状況では自分の資産や身を守るために、正しい情報を得ることと、自分で考え、正しい認識を持ち、きちんと自立することが大切です。

深く考えずに依存することは富を失うことになります。
 
 

日刊ゲンダイWEB版にも掲載
https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3756
 
以上
 
 
本記事は「イーグルフライ」から抜粋編集。
https://www.eagle-fly.com/mm/
 
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