昨日、テレビ東京(東京12チャンネル)のクロージングベル(15:30〜)という番組にコメンテーターとして出てきました。
日経CNBCでも放映されたようです。
今回で3回目のTV出演なのですが、今回は為替の話でした。
(前回までは「仕組み預金」・「外貨預金」の問題点等の指摘です)
テレビ局としては現在大変な円高ということで企画を立てていたのですが、現在は円安とドル安が同時進行しており、円から見たドルは安いために円高に見えるわけですが、他の通貨に対しては円安が進んでいますので「現在は円安になっている」というのが正しい認識です。
ニュース等ではドル/円だけしか見てないため、うっかりすると間違えることがありますので、ご注意ください。
専門家の中にも、現在は円高という認識を持っている方もいらっしゃるようなのですが、それであれば、原油や金(ゴールド)もこれほど高くならないでしょう。
ドルは円以外の通貨、そして商品(原油・金・穀物)に対して安くなっています。
そして最弱通貨は円ということになります。
現在、ドルは利下げモードに入っていますが、ドルの利下げは現在の過剰流動性相場をさらに加速させることになり、商品(原油・金・穀物)・高金利通貨・中国株などを上昇させることになります。
ドル安はサププライム問題で米国が弱体化していることが原因と見ることができます。
しかし、一方で中東がかなり、きな臭くなってきている現在、軍需産業が色々な意味で大きなウエイトを占める米国が武器を売るという視点ではドル安は好都合とも言えます。
物事には表と裏があり、その両方から見ることが大切です。