国債先物取引の続きです。
国債先物取引市場はまだ、一般の方の参加が少なく、プロが主に取引している市場です。
銀行がヘッジに利用したりもしています。
動きは比較的素直ですので、チャート重視される方には分かりやすいと思います。
今後、多くのトレーダーがこの市場で利益をたたき出そうと参入してくると素直な動きにならなくなってくるのでしょう。
どこの市場も、最初は分かりやすく、利益を出しやすいのですが、だんだん難しく、利益を出しにくくなってくるように思います。
投資に限らず、まだ知られていない分野に美味しい果実があるものです。
今の国債先物の大きなトレンドは下げ方向です。
これは日本が金利上昇方向にあり、金利が上昇方向だとすると、国債価格は下げ方向にあるということになります。
基本的に下げトレンドであっても一方的に下げることはありませんので、その中で価格が上昇したときに売りをかけるのが良いと思います。
ちなみに、先物取引は、期限があるため、長期投資とはなりません。
限月を切り替えていけば、それなりに長期にはなりますが、基本的には比較的短期の取引となります。
売るタイミングは慎重に見極めてください。
手仕舞うタイミングは人それぞれだと思いますが、場合によってはデイトレードになるかもしれません。
動きが怪しいと思ったら、すぐに逃げる逃げ足の速さも大切です。
ロスカットを有効に使ってください。
 
先日、ひまわり証券が簡単に国債先物取引の口座開設できると書きましたが
ひまわり証券 国債先物資料請求・口座開設
200万円の証拠金で1億円を売買することになるので、最低の証拠金つまり200万円だけですとレバレッジは50倍となります。
実際には証拠金は最低400万円以上は必要だと思います。
投資は余裕資金で運用しないと安定したパフォーマンスは上げにくいものだからです。
 
私も口座開設してから実際に売買するまで、何ヶ月か、動きを見てどういうときに売り、いつ買い戻せば良いかを検証しました。
  
ご自身で慣れているチャート分析手法を当てはめて、その手法が使えるか良く検証してから取引されるのも良いでしょう。
確実に取れそうだというタイミングでポジションを持ってください。
日本の株は今好調ですが、ある日突然急落という可能性があります。
一方国債先物は、基本的に下落基調の中で、ある日突然急落という可能性があります。
 
ある日、国債価格が突然暴騰というシナリオについては思いつきません。
そのような環境の中では売りだけやるのが良いと思います。
「相場は勝てそうなところだけしかやらない」これが鉄則です。
先に書いた国債先物取引とFXについては下記をご覧ください。
国債先物取引とFX
 
財務省のホームページ
財務省の国債等に関する情報