一般的には為替のプロのトレーダーの手法と聞けば素晴らしいように思いますが、ほとんどがデイトレードのノウハウで、我々素人が真似をしても儲かる人はごく限られています。
素人は情報量は少ないし、一日中パソコンの前に張り付いているわけにはいきません。
いや、パソコンに張り付いている時間がもったいないです。
仕事ではないのですから・・・・
そもそもプロのトレーダーでも一部の優秀なトレーダー以外はそれほど儲かっているわけではありません。
むしろ、トレンドに乗った素人の方が利益を出ています。
 
勿論、先日の急激な円高調整のようなときには逃げ足を早くしておく必要がありますが、これもプロにしかできない特殊なノウハウではありません。
毎日、パソコンと向き合っている人、携帯電話で相場をチェックしてプロ気分の人の中で利益を確実に出している人はかなり限られています。
あるFXの会社の社長が言っていました。
「ログインしている時間が長い人ほど儲かっていないと」
これは極めて分かりやすい表現です。
短期に売った買ったを繰り替えずと負ける確率がどんどん高くなります。
もし、素人が皆、簡単にデイトレードで儲かるのであれば、プロのトレーダーは存在意義を問われます。
スワップ狙いは業界ではかなり嫌われています。
FXCM社さんなどは露骨にそれを表明していますが、それはそうです。
スワップ狙いということはほとんど売買しないわけですから手数料が入らないのでFX業者の立場としては美味しくない客です。
従って、ちまたに流布されているノウハウはどうしても短期売買が中心となり、スワップ狙いは危険とかヘッジファンドの餌食になっているなどという言われ方をします。
本当にスワップ狙いは危険、餌食なのでしょうか?
一部の側面からすれば、正しいと言えるでしょう。
レバレッジを高くして、ロスカットを入れなかったりすると一発でやられます。
しかし、実際にはそれはFX・相場・素人のスタンスなどをきちんと理解していないからそのように言っているケースも多いことでしょう。
私が持っているFX口座の中には最初の投下資金以上の金額を出金済でありながら、毎日確実にスワップ金利を得ているものがあります。
先日の円の急騰など痛くも痒くもないポジションです。
短期売買を金科玉条としている方には夢のような話ですし、想像できないかもしれません。
短期売買中心のトレーダーにはスワップ金利という意識が無いでしょうから最初からかみ合うわけがありません。
そもそもスワップ金利という言葉さえありません。
勿論、プロの方でも素人の勝ち方の本質を理解されている方もいらっしゃるのですが、まだまだ少数かもしれません。
私が声を大にしてい言いたいのは
「素人をデイトレードに引き込むのはやめていただきたい」
ということです。
やってみれば、利益がでるかどうかはすぐに分かることですが・・・・
スワップ狙いは円高に弱いとも言われます。
確かにそうです。
そもそも為替は読めないものです。
業界内にもその感覚が浸透しています。
また、ここ20年間くらいは大きなトレンドとしては円高しか経験して来なかったわけですし、それは正しい判断だと思います。
目先まだ円高になるかもしれませんがはたして円高にどれだけいくでしょうか?
為替の大転換は始まっていると考えています。
すでに激動の時代に入っています。
激動の時代は過去の経験や知識が命取りになることをここに明記しておきます。
 
確かに為替は分からないものです。
しかし、今の時期の為替の大きなトレンドは先が見えている人にはよく見えています。
これは為替の中にいると見えないことなのかもしれません。
郵政民営化も一番の目的は・・・・
最後に笑うのは誰でしょうか?